山竹伸二の心理学サイトトップ

【サイトについて】

このサイトは、心理学研究家、山竹伸二の著作活動や、精神分析、カウンセリングに関するコンテツを提供するサイトです。研究会などで発表した原稿のテクストデータの他に、このサイト独自のコンテンツなどを公開しています。山竹伸二の経歴は「プロフィール」を参照してください。サイトはリンクフリーです。

【新着情報】

●オンライン
「・発表著作と論文」に04.「心理療法に共通原理はあるのか?」を追加しました。(2010/05/21)

●お知らせ

【近況】

昨年(2018年)は、私にとって、新たな研究への挑戦の年でもありました。

まず、全国私立保育連盟の依頼により、「自由な主体が育つための保育実践に関する調査研究」をはじめました。2014年に執筆した『子育ての哲学』(ちくま新書)において、私は子育ての本質を、「自由の主体」(自分の意志で人生を選択し、自由を感じて生きられる人間)に育てることの重要性を主張しましたが、では、そのためには保育園という現場で何が必要なのか、それを明らかにしたいと思っています。すで複数の保育園を訪問し、保育実践の様子を見学させていただきましたが、今年は私の研究に適した保育園を集中的に訪問し、保育士さんたちと話し合いながら、より研究を深めていきたいと思っています。

また、科研費の基盤研究二つの人権原理と普遍ルール社会構想―人権概念と共生論の哲学的考察」を、研究代表の金泰明さんとともに開始。私はかねて、心理療法の原理を対人支援、ケアの領域(看護、介護、障害者福祉、保育)に応用できると考え、その領域の研究も進めてきましたが、あらためてこの問題に取り組み、その哲学原理を考察したいと考えています。共生論研究会を定期的に開催し、議論を続けています。


[*公開講座・講演のおしらせ]

朝日カルチャーセンター・横浜の講座、「心理臨床の名作読む ー 森田正馬」が、2019年4月からはじまりました。月1回、第4土曜の18時から、全3回。森田療法で有名な精神科医、森田正馬の著作を解説し、その治療法と思想に迫ります。詳しくはhttps://www.asahiculture.jp/course/yokohama/11ce796c-c7b7-4678-fcca-5c4003baf9e2

同志社大学の一般教養講座「赤ちゃん学」2019年4月から開講されています。赤ちゃん学研究センターが中心となって企画された一般教養の講座で、複数の講師によるオムニバス講義です。今年で3回目で、私もこれまで同様、ゲスト講師として参加します。赤ちゃん、子どもの「良心」の発達について考えます。

≪今後の講演予定≫さぬき生活文化振興財団(6/15)、足利女子高等学校(7/18)で講演する予定です。さぬき生活文化振興財団では、自己理解のための哲学的思考の話を中心に、哲学的思考を使った議論など、ワークショップも行う予定。足利女子高等学校では、先生方が対象となりますので、心理療法・カウンセリングの原理の教育現場への応用についてお話しすることになると思います(多少変更はあります)。

社会福祉法人「こぶしの会」の主催による新春セミナーにて、基調講演「支援原則と心理療法の最前線」をおこないました(1月26日、宇都宮グランドホテルにて)
講演の様子はこちらで見ることができます。http://www.kobusi.or.jp/kobushi/ 「こぶしの会」さんが講演レジメ、質疑応答も掲載してくださっており、講演内容もテープ起こし中で、近日、掲載予定です。

[*執筆活動のお知らせ]
新刊『こころの病に挑んだ知の巨人 - 森田正馬・土居健郎・河合隼雄・木村敏・中井久夫』(ちくま新書)が出ました。日本を代表する精神科医、心理臨床家の治療論、人間論を紹介し、その共通性を探っています。朝日新聞読書面の「今週の新書」(3月4日)で紹介され、『サンデー毎日」(4月1日号)、『週刊読書人』(3月24日)に書評が掲載されました。

心理療法という謎』(河出ブックス)も好評発売中です。

WEDGEにこの『子育ての哲学』(ちくま新書)に関するインタビュー記事が掲載されました。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4258

不安時代を生きる哲学』(朝日新聞出版)発売中。不安をテーマにした哲学の入門的な本です。中国語での翻訳も刊行されています(中信出版集団より『不安時代的生存哲学』というタイトルになっています)。

「認められたい」の正体』(講談社現代新書)が増刷(5刷)。承認不安について現象学的に考察しています。『ブルータス』に萱野稔人さんの書評が、また『そだちの科学17』に小林隆児さんの書評が出ています。

本当にわかる哲学』(日本実業出版)好評発売中。哲学を大きな流れのなかで把握できる入門書です。増刷(第3刷)が出ました。

人間科学におけるエヴィデンスとは何か』が新曜社から出版されました。(竹田青嗣・山竹伸二・西研・鯨岡峻・小林隆児の共著)。私は「質的研究における現象学の可能性」という原稿を書いています。

私が監修した『ヒトのココロがわかるフロイトの話』を日本文芸社から出しています。初心者向きの本で、図や挿絵も豊富。

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≪*近年の活動について≫

第27回・日本意識障害学会(2018年)にて、意識・意識障害の定義を哲学の立場から講演しました。デカルト以来の哲学において、意識はつねに哲学的思考の出発点になり続けてきました。カント、ヘーゲルはもちろん、私が思考の基盤においているフッサールの現象学まで。その意義について語り、もう一度原点にかえって、「意識」の本質をとらえなおすという試みになりました。

2017年は、武田薬品工業で3回講演し、哲学的思考(本質観取)の実践をグループワークで行いました。「よい仕事とは何か」というテーマで話し合い、武田薬品の方々の本質をとらえる優れた意見に驚きました。他に、スコラコンサルトという企業コンサルタントの会社で、半年間(月1回)、哲学の基礎知識を教える仕事をしました。こちらは少人数のゼミのような形式で、活発な議論が行われました。この2つの仕事をとおして、企業社会においても哲学の思考は有効であり、これからもっと必要になるような気がしました。

同志社大学において公開シンポジウム人間の発達と良心」を、2017年7月28日(16時40分~)におこないました。同志社大学の良心学研究センターと赤ちゃん学研究センター主催で、講師は小原克博(同志社大学教授)、中村信博(同志社女子大学教授)、板倉昭二(京都大学教授)、そして私(山竹伸二)で、コメンテーターに小西行郎(同志社大学教授)。私は「良心の現象学」をテーマにお話ししました。http://ryoshin.doshisha.ac.jp/jp/activity/20170728/
シンポジウムの様子はこちらでご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=8RDMEUEvrYs

西南学院講座 in Tokyoこころの治療の本質とは何か」を2016年11月3日に行いました。山竹が「心理療法の本質を考える」という講演を1時間半、精神科医の小林隆児氏が「こころの治療の核心は何か」を1時間半、その後、指定討論者の西研氏(哲学者)、佐藤幹夫氏(フリージャーナリスト)をまじえて2時間近く、討論しました。(13時15分~18時半、東京駅直結のサピアタワー6階・ステーションコンファレンス東京605室、受講料2000円、定員100名)。

新しい保育を創造する研究会」主催の「私たちは、まだ何も見えてはいない」が2016年9月16日に行われました。教育学者の汐見稔幸氏と山竹が基調対談をした後、シンポジウムをおこないました(参加者は私の他に、レッジョ・エミリアの実践者であるジェーン・ウエンズビー氏、ペトラ・スヴェルドゥ氏、妹尾正教氏、久保健太氏)。先進的な保育実践を行っている方々と、『子育ての哲学』で考えたことを議論する機会になり、とても有意義な時間でした。(13時~17時、品川にあるスクエア荏原にて)

2016年から大正大学にて非常勤講師を務めています。おもに哲学、心理学について講義しており、「承認不安の哲学」「本当の自分の現象学」「自己理解のための思考入門」などの講義です。哲学的思考を使ったグループワークも実践しています。

[ラジオ出演のお知らせ]
ラジオNIKKEIの「カイロスの選択」に出演しました。内容は「認められたいの正体」(講談社現代新書)についてのロングインタビュー。「木下ちゃんねるANNEX~カイロスの選択」のhttp://www.stitcher.com/podcast/annex/e/22399579?autoplay=trueより過去の放送を聞くことができます。

【最新コンテンツ】

04.「心理療法に共通原理はあるのか?」

2010/05/21

17.現象学的心理学の可能性

2009/07/22